鎮魂の祈りを
本校には彫刻家中村晋也氏の制作による銅像があります。創立50周年の際に寄贈されたものです。今、本校は76年目ですので、四半世紀に渡り本校の生徒を見守ってくれています。
この銅像と同じものがバチカン美術館にも収蔵されています。
鹿児島県在住の中村氏は花泉町で個展をされたご縁で寄贈されたとのこと。一関市役所花泉支所にも「水辺の囁き」という銅像があります。
ミゼレーレとは「神よ憐れみたまえ」という意味があり、平成7年1月17日に起こった阪神淡路大震災の鎮魂の祈りを込めて制作されたものだと知りました。
令和6年1月1日に起こった能登半島地震の被害は甚大で、未だ行方不明の方もいて、多くの方々が避難生活を余儀なくされています。
岩手は東日本大震災を経験し、災害からの教訓があり、防災意識の醸成に取り組んでいます。今、高校生ができることは祈ることなのかと思います。
災害で命を落とした方々への哀悼の意を表するとともに、避難生活をされている方々が、早く平穏無事な生活に戻れることをお祈りしております。