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花プロ、始動!

本校の高校魅力化事業の中心となっているのが「花高魅力化プロジェクト」(通称「花プロ」)です。様々な事業を通して「魅力ある学校づくり」に努めています。その中でも中核と位置付けているのが「地域課題研究」という探究活動です。その目的として、
「地域を題材とすることで地域の魅力に触れ、郷土への誇りと愛着心、さらに社会への当事者意識等を醸成し、将来地域の活性化に貢献する人材を育成する」
としています。

今年度の花プロ「地域課題研究」を進めるにあたり、ガイダンスと希望別の集会が行われましたので、その様子を紹介します。

5月23日(木)に全校生徒を対象に地域課題研究出前講座とガイダンスが行われました。

出前講座には講師として一関市役所花泉支所の地域振興課長である菅原様、そして花泉地域の地域おこし協力隊である髙橋様の2名をお招きし、まずはこの花泉地域の現状と課題についてお話しいただきました。

花泉支所地域振興課長 菅原様からは、行政の視点から
地域の現状と課題をお話しいただきました
自分たちが暮らすこの地域の現状を理解します
地域おこし協力隊の高橋様
協力隊の活動の紹介と花高生に期待することをお話しいただきました

課題として挙げられたのは、人口減少、高齢者世帯の増加、少子化、働く場(しごとづくり)の問題、閉校した小学校施設の利活用など、もちろんこの地域に限らず全国各地で社会問題となっている話題ですが、特にこの花泉地域において深刻となっていることも強く感じます。行政の立場として、高校生の取組やアイディアに期待しているとの声がありました。

その後この「地域課題研究」をどのように進めていくかガイダンスを行い、生徒の皆さんは自分がどの系統・分野に取り組むか検討します。

ガイダンスの様子

6月6日(木)は、生徒たちがそれぞれ選んだ研究系統別の集会が行われrました。
今年度は昨年度までの
「伝統文化・芸能」「歴史」「地域おこし・暮らし」「福祉」「農業・畜産業・林業」「観光・名所・名産」「ものづくり」「復興・防災」
という8分野を集約・整理して、
【歴史・伝統】【地域文化】【福祉】【経済・観光】
という4つの系統でスタートすることとしました。

系統別集会の様子
担当の教員から昨年度の活動の様子が紹介されます
系統内で内容ごとに細分化してグループを決めました
生徒間で話し合い
昨年度郷土芸能を扱ったグループ
さっそく実演しています

夏休みをはさみ、8月から本格的な研究活動を行って、12月には「地域課題研究発表会」を予定しています。
時間のない中で、生徒たちは様々な活動をとおして地域を理解し、地域のために何ができるかを考えて研究に励みます。
この活動は本校の「魅力ある学校づくり」に寄与するのはもちろんですが、生徒たちの成長、特に自発的に行動し、課題を解決しようとする態度を育てることに大いにつながっていると感じます。

地域の皆さんの御協力をいただきながら、充実した研究、そして地域への提言ができるよう頑張ります。