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PTA講演会

1月24日(金)PTA講演会が実施されました。

講師には元テレビ岩手アナウンサーで、現在株式会社ヘラルボニーの広報室岩手コミュニティマネージャーの矢野智美さんをお迎えしました。

講師の矢野智美さん

これはPTA活動の一環として、講演会を通じて人生設計や進路決定の参考としてもらう目的で実施したものです。
当日は全校生徒と希望のあった保護者が講演会に参加しました。

講演会は2部構成となっており、まず第1部は矢野さん自身の紹介や現在お勤めのヘラルボニーについてのお話がありました。

とてもお話が上手です
(元アナウンサーですので当然ですね)
会場を移動しながら自己紹介

アナウンサーを目指すきっかけとなった出来事や、アナウンサー時代の仕事内容、そして今の職場へ転職した経緯など、あっという間に時間が過ぎてしまうくらいお話に引き込まれました。

ご自身が体調を崩されたときに励みとなった本を紹介
矢野さん自ら朗読をしていただきました

そして第2部はトークセッションということで、矢野さんをファシリテーターに、本校の生徒2名と校長先生による意見交換に移ります。

テーマは「『働く』ってどういうこと?」です。

そのトークセッションの前に、矢野さんから
・「成長する」ってどういうことだろう
⇒アタマとカラダを動かし続けること
・苦と楽の対称性について
⇒この幅が人生の厚み、人間の厚みになる
 大変なことがあるから楽しみが増すのでは
といったお話がありました。

それを受けて、トークセッションが始まります。

トークセッションスタート
矢野さんが上手にファシリテートしてくれます
テーマに沿って話が進みます
「失敗したなあと思うことは?」

「働く」って何かとあらためて問われてみると、私たちは実はあまり深く考えていないのかもしれません。今回の講演会の第1部・第2部を通して、働くことの意義について考えた生徒がとても多かったと思います。また今お勤めのヘラルボニーの企業理念「異彩を放て」をご紹介いただき、多様な個性を尊重し、それを認める社会の実現を目指すことは、何も障がい者の方だけでなく、我々一人ひとりの個性を生かした社会へとつながるのではないかと感じました。

最後に生徒の感想をいくつか紹介します。

・考えること、あきらめないこと、意見を持つことが大切だと思った。
・将来が不安だったけど、お話を聞いて何のために働くのか考えるきっかけになった。失敗を恐れずたくさん挑戦していきたいと思った。
・自分のこれまでとこれからについて考えることができました。過去の失敗や成功に学んで次の行動に生かしていくのが大切だと学びました。
・「東京のキラキラしていたところ」より岩手の美しさが本物に見えた、というお話で、岩手で普段暮らしているとあまり実感がないなと思いましたが、そういってもらえたのはうれしかったです。
・多くの苦労や経験を積み重ねて自分らしく生きている矢野さんの姿がとてもかっこいいなと思いました。

感想の中では、「話が聞きやすい・わかりやすい」、「声がきれい」「この場がスタジオの中みたい」など話し方のスキルに圧倒された生徒も多かったようです。アナウンサーの方はやはり違いますね。
本校にとって、たいへん有意義な講演会でした。
講師をお引き受けくださいました矢野智美様、たいへんありがとうございました。