一関市議会議員との懇談会
本校で一関市議会議員の方と生徒会執行部が懇談会を行いました。
これは一関市議会が開かれた議会運営のため、若い年代の市民と懇談会を開催しているもので、一関市議会の6名の議員の方々と本校の生徒会が懇談しました。
懇談会はワークショップ形式で行われ、まずはアイスブレイクということで一関市議会に関するクイズから始まりました。
そしていよいよ本題です。テーマは「解決が必要なまちの課題」について自由に意見を述べる話し合いが行われました。
はじめは緊張していた生徒たちでしたが、各グループに加わった議員の皆さんがとてもフレンドリーな対応で進行していただいたことで、だんだん打ち解けた雰囲気で話が弾んでいきます。
「若者が遊ぶような場所が少ない」や「移動が不便」といった高校生らしい課題や、「空き家が増えている」「地域と交流できるイベントが少ない」などの地域課題なども出されました。
さらに、次のテーマは「まちづくりやまちの魅力づくりのアイディアについて」に移ります。先の話し合いで出た課題に対して、どんな取り組みが考えられるか、自由に意見を述べるラウンドです。
生徒会の執行部の生徒たちですので、日ごろから課題意識をもっている者も多く、次々と面白いアイディアを提案していきます。
「魅力あるイベントの企画」や「大型ショッピングモールの誘致」といった案に加えて、「一関に大学を作ったら若者が住むまちになるのでは」や「空き家や閉校した小学校などを活用したリノベーション」など、率直な意見を議員の皆さんへお話ししました。
最後に懇談を踏まえて「市や議会で取り組んでほしいこと」を書き、グループ内で共有し、懇談終了です。
本校では高校魅力化事業の一環として、花泉高校魅力化プロジェクト、通称「花プロ」に取り組んでいます。地域課題に対する探究活動をとおして地域の魅力を再認識し、地域の活性化に貢献する人材になることを目的としています。今回議員の皆さんから問われた内容についても、日頃から課題意識を持っているためにしっかりと回答できていたように感じました。
市議会議員の方々からも、若者の生の声を聴く貴重な機会であったとのお話をいただきました。本校の生徒会の皆さんもしっかりと役割を果たしてくれたと思います。
あらためて地域について考えることができ、とてもよい時間となりました。